【乳児湿疹知らずの健やか肌への道その2】ベビーローションの選び方
ベビーソープと同様、赤ちゃんが乳児湿疹知らずの健やか肌でいられるお手伝いができるベビーローションの選び方についてご紹介します。
安ければ良い、香りで選びたいという方の参考にはなりませんのであしからず。
水分と油分をバランス良く補給
ベビーローションはどれを選んでも保湿力はそれなりにあります。
保湿目的で作られている化粧品なのでそれは当然です。
ですが、大切なのはただ単に保湿するだけでなく、
保湿の種類を知り、赤ちゃんのお肌に必要な保湿ができることです。
保湿の種類?と思われるかもしれませんが、保湿にも種類があります。
ヒアルロン酸とホホバオイルとワセリン、
どれも保湿成分ですが、違いますよね?
ヒアルロン酸を見たことないという方も多いかも知れませんが、ジェルみたいな成分です。
ホホバオイルは油ですし、ワセリンはまた違った感じですね。
赤ちゃんのお肌を乳児湿疹から守るためのポイントはお肌のバリア機能にあります。
お肌のバリア機能はお肌の角質層に蓄えられた水分とお肌の表面にある油分によって保たれています。
角質層はどうなっているかというとセラミドなどの細胞間脂質と角質細胞を構成するアミノ酸やヒアルロン酸、PCA、ミネラルなどの天然保湿因子で構成されています。
天然保湿因子などのおかげでお肌の潤いが保たれているわけです。
ベビーローションにセラミドやヒアルロン酸が含まれているからといって角質層内のヒアルロン酸やセラミドが増えるわけではありませんが、ベビーローションに含まれる水の潤いをお肌に留めてサポートすることはできます。
そして、皮脂にはなりませんが、ホホバオイルやオリーブオイル、馬油などのオイル系の保湿成分は皮脂不足をサポートしてくれます。
そのため、お肌のバリア機能が未熟な赤ちゃんのお肌に必要な保湿はバリア機能をサポートするための水分と油分のバランス良い補給となります。
そのため、乳児湿疹対策として選ぶべきベビーローションは水分保持に役立つヒアルロン酸やプロテオグリカン、セラミド、アミノ酸、ミネラル、PCA-Naなどの成分とホホバオイルやシアバター、馬油、オリーブオイルなどの油分が含まれているベビーローションとなります。
ベビーローションもお肌へのやさしさが重要
ベビーローションは保湿スキンケア化粧品なので保湿力と保湿の質がとても大事ですが、ベビーソープと同様にお肌へのやさしさも欠かせません。
ベビーローションに使われる成分に刺激があるとベビーローションはベビーソープと違い洗い流したりせず塗りっぱなしが基本なのでお肌に負担を与え続けることになります。
そのため、ベビーローションの低刺激性は大切です。
ベビーローションのお肌へのやさしさをどう調べるかというと、
やはりどんな成分がどれだけ入っていないかの無添加について確認することです。
お肌への負担となりえる成分がより入っていない方がお肌への負担を軽減できます。
さらにお肌に合う合わないの対策として、配合成分数は必要最低限であることも重要です。
保湿スキンケアはこれでもか!というくらい保湿成分や美容成分が詰め込まれがちです。
ですが、赤ちゃんのお肌に必要な保湿さえできれば、なるべく配合成分数は少ない方が負担にもなりにくく、合わないといったことも少なくなります。
成分は配合数が増えると成分同士が混ざりにくい場合などもあって、成分同士を混ぜ合わせるための成分などが追加されたりしますので、多ければ良いというわけではないのです。
まとめ
以上をまとめますと、乳児湿疹対策としての予防スキンケアにおすすめのベビーローションは水分保持成分や油分がバランス良く配合されていて、お肌への負担となる成分ができるかぎり入っておらず、成分数が多すぎず必要最低限のベビーローションとなります。