【乳児湿疹対策マスターへの道その3】ベビースキンケアの基本を学ぼう
これまでに赤ちゃんのお肌の特徴と乳児湿疹の種類や原因について説明してきました。
赤ちゃんのお肌の特徴を知り、乳児湿疹の原因がどういったものなのかが分かれば、赤ちゃんのお肌に必要なケアが見えてきます。
赤ちゃんのお肌に必要なケアこそがベビースキンケアの基本なのです。
赤ちゃんのお肌の特徴と乳児湿疹の原因からわかるまとめ
これまでにわかった知識をまとめてみましょう。
【赤ちゃんのお肌の特徴】
・皮ふが薄くデリケートで刺激に対して敏感
・汗っかき
・生後3ヶ月の前後で皮脂分泌量が異なる
・お肌のバリア機能が未熟
【乳児湿疹の原因】
・汗・皮脂、排泄物、雑菌などの汚れ
・摩擦や接触などによる刺激
簡単に箇条書きしてみましたが、
これらからわかることは何でしょうか?
汗っかきや皮脂分泌が多いことは乳児湿疹の原因の一つである汚れと関係します。
お肌がデリケートでバリア機能が未熟なのは摩擦や接触などによる刺激と関係します。
なので、何も対策をしなければ、
・赤ちゃんの肌は汚れやすい⇒汚れは乳児湿疹の原因となる⇒乳児湿疹に
・赤ちゃんのお肌は刺激に弱い⇒物が擦れたり、接触したりする⇒乳児湿疹に
という流れが続きます。
これが乳児湿疹ができるサイクルになっているわけです。
これを防ぐにはどうすればよいかというと、
・赤ちゃんのお肌の汚れをキレイにする
・赤ちゃんのお肌を刺激や乾燥から守るために強化する・刺激自体の排除
をすれば乳児湿疹サイクルを止めることができます。
では具体的に何をすれば良いかを見ていきましょう。
スキンケアの基本は清潔と保湿。ベビースキンケアはプラス低刺激
赤ちゃんのお肌の特徴と乳児湿疹の原因を見ていくことでわかったのは、
赤ちゃんのお肌は汚れや刺激によってトラブルにつながるということです。
そのため赤ちゃんのお肌に必要なことは、
お肌を清潔に保つこと、そして、バリア機能をサポートすること、さらに刺激を取り除くことです。
お肌を清潔に保つのに必要なスキンケアはベビーソープです。
お風呂でお肌を洗いキレイにしてあげます。
ですが、スキンケア以外でもやれることはあります。
こまめに赤ちゃんのお肌が汚れる度にガーゼなどで拭き取ってあげることも清潔を保つために必要となります。
そして、お肌のバリア機能のサポートに必要なスキンケアはベビーローションやベビークリーム、ベビーオイルなどによる保湿ケアです。
お肌のバリア機能が水分と油分によって成り立っているため、足りない水分と油分をスキンケアで補いましょうというわけです。
刺激を取り除くというのは、肌着の素材、使うタオルの素材、おむつのサイズなど色々挙げることができますが、スキンケアにおいてはお肌に触れるベビーソープやベビーローション、ベビーオイル、ベビークリームそのものの刺激も少ない方が良いわけです。
接触によって湿疹ができるようなデリケートなお肌ですから、スキンケア化粧品に使われている成分の刺激が湿疹につながらない保証なんてありません。
まとめると、
赤ちゃんのお肌を清潔に保ち、お肌を守るバリア機能のサポートのため、ベビーソープやベビーローション、ベビーオイル、ベビークリームなどのベビースキンケア化粧品を使いますが、使うベビースキンケアそのものの刺激にも注意して選ぶことが大切だということになります。