【乳児湿疹知らずの健やか肌への道その1】ベビーソープの選び方
ベビーソープの選び方は無数にあります。
安さ重視でも香り重視でも目的に応じて選べば良いのですが、今回のテーマは乳児湿疹知らずの健やか肌で赤ちゃんがいられるためのベビーソープの選び方についてご紹介します。
お肌へのやさしさ
赤ちゃんのお肌のことを考えてベビーソープを選ぶのであれば一番大切なことはお肌へのやさしさです。
なぜなら、ベビーソープでお肌を洗うという行為はお肌を清潔で綺麗な状態にはしてくれますが、基本的にお肌への負担となる行為だからです。
そして、お肌への刺激というとベビーソープに含まれる成分自体の刺激というものもありますが、洗い過ぎ、皮脂の奪い過ぎという刺激もあります。
そこでなるべくお肌への負担を抑えるためにベビーソープに求められるのはお肌へのやさしさとなります。
ではお肌にやさしいかどうかは何で判断すれば良いでしょうか?
ベビーソープは洗浄系の化粧品なので、水を除けば洗浄成分が多く配合されています。
洗浄成分とは界面活性剤と呼ばれ、石鹸を含め、ラウラミドプロピルベタインとかデシルグルコシドとかココイルグルタミン酸TEA、ラウリル硫酸Naなどがあります。
そして種類によって洗浄力や刺激が異なってきます。
ラウリル硫酸Naは洗浄力も刺激も強い洗浄成分ですが、ラウラミドプロピルベタインなどはマイルドな洗浄力で刺激も少ない洗浄成分です。
そのため、まずは洗浄成分にどんな成分が使われているのかを確認しましょう。
洗浄成分は1種類ではなく数種類含まれていることが多いので全て確認することをおすすめします。
さらに、お肌へのやさしさを考えると配合成分にお肌への負担の大きい成分が含まれていない方が良いわけです。
それを確認するには「無添加」を確認しましょう。
無添加ベビーソープはたくさんありますが、無添加の内容はそれぞれです。
どんな成分がどれだけ入っていないのか、これを確認することが重要です。
当然より多くお肌への負担となりうる成分が入っていないベビーソープが理想的です。
最後に、どんなに良いベビーソープでも赤ちゃんによってはお肌に合わないということがあります。アレルギーなどは人それぞれなので万能なベビーソープはないわけです。
それでもなるべくお肌に合わないということを避けるにはどうしたら良いかというと、
配合成分数がなるべく少ないものを選ぶということです。
少なければ少ないほど良いというわけでもなく次に説明する「お肌の潤いを守る」ために必要再制限の成分は必要となります。
必要な成分が入っているうえで成分数が少ないベビーソープを選ぶことが大事です。
お肌の潤いを守る
多かれ少なかれベビーソープを使う以上お肌の皮脂は洗い流されてしまいます。
入浴前と入浴後では何もしなければ入浴後の方がお肌は乾燥しやすいのです。
ベビーソープが洗浄系化粧品である以上、いくら保湿力を高めても限度があります。
ベビーローションのような洗い流さず保湿効果が持続する保湿化粧品とは比べようもありません。
ですが、強すぎず適度な脱脂力、そしてお肌の潤いを保持する保湿成分などによって最低限のお肌の潤いを守ることは可能です。
お肌の水分保持に役立つ保湿成分といえば、ヒアルロン酸やアミノ酸、PCA-Na、ポリクオタニウム-51といった成分です。
脱脂力は洗浄成分の種類によって決まるため、アミノ酸系やベタイン系、グルコシド系などの適度な洗浄力の成分が使われているベビーソープが良いでしょう。
まとめ
乳児湿疹を予防するための健やか肌に導くのにおすすめとなるベビーソープは赤ちゃんのお肌にやさしく、お肌の潤いを守る保湿力を持ったベビーソープです。
ネット上で実際に検証した保湿力と洗浄力によるランキング付けなどが見かけられますが、
最も肝心なお肌へのやさしさが抜けていることがほとんどです。
それに洗浄力が強い程ランキング上位にありますが、
洗浄力が高いほど本当に良いのでしょうか?
汚れ落ちで判断されているようですが、皮脂汚れ以外はシャワーで落とせますし、皮脂汚れも根こそぎ落とせば乾燥を招くだけで逆効果です。
大事なのことはお肌へのやさしさ、適切な洗浄力、お肌の潤いを守る保湿力です。
それらを兼ね備えたベビーソープを探すことをおすすめします。